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早慶戦は、大学テニスの対抗戦において最も輝かしい歴史と伝統を誇り、現在の大学リーグ戦の原型にもなっている。 1904年(明治37年)10月29日三田山上にて軟球で第1回の早慶試合が行われたが、現在の早慶対抗庭球試合の形式で開催されたのは大正13年春であった。なお、高師高商の庭球部は1898(明治31年)11月に最初の対抗試合を開始している。
以後、日本を代表する名選手を輩出した両校が、全身全霊をかけた大熱戦を繰り広げた。誇り高き両校選手の激突はしばしば死闘と名勝負を生んだ。中には極度の緊張のあまり普段の実力を全く発揮できない選手もいたが、むしろ普段の個人戦では想像もできないような奇跡的な底力を発揮し、手に汗握る熱戦が繰り広げられた。
以下、早慶戦パンフレット(1996年秋)より引用
「現役で8回早慶戦を戦い、卒業後も殆ど欠かさずに後輩の戦い振りを見てきて感ずることは、早慶戦が他のテニスの試合と違うということだ。 春はリーグ戦の中の一つの対抗戦であるのに他校との戦いとは違う。秋は男子は多くのドラマを生んだ伝統的な5セットマッチであり、準備の日数もあり、また独立した落ち着いた雰囲気で試合ができ、その点はデヴィスカップと同じはずなのに、デ杯とは又感じが全く異なる。デ杯はティームが少人数で短い期間だけ集まって戦うのに対し、早慶戦は選手も選手以外も全部員が一年を通じて楽しみも苦しみも共にし、生活の大半の時間を一緒に過ごして一丸となって自分達の存在を表現する場であるからだろう。 勝った負けただけのテニスであればその経験は時間と共に風化してしまうが、早慶戦は共に汗と涙を流したティームメイトとも、また、敵愾心を燃やして戦った相手とも、生涯を通じての友情を育ててくれる。 今年も早慶戦の歴史に残るような熱戦を期待する。」 (宮城 淳 昭和28年卒 全米ダブルス優勝)
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